原発停止をめぐる意見~様々な意見を読み・くらべる

1月24日火曜ではなかったのですが、サロンを開催。

NPO法人開発教育協会が出版した「もっと話そう!エネルギーと原発のこと」教材を12月を元にワークショップ。


そのうちのアクティビティ10 「原発停止をめぐる意見~様々な意見を読み・くらべる」をやってみました。
菅総理の浜岡停止をめぐって、原発立地の首長や新聞社説、経済界の声を読み比べました。

・「地元の意見」って言ってるけど、地元ってどこまでを言うの?
・「合意形成」って、これまでそんなものあったの?
などなど、ツッコミを入れながら、肯定的な意見、否定的な意見、自分が賛同できない部分、賛同できる部分を発表しました。

浜岡停止が決まったのは5月6日。
まだ福島第一の事故の全容もわからない時期で、計画停電や物資不足など混乱が収まってない状態に首都圏住民はかなり疲労困憊してた…とか、当時の
状況も振り返りました。

意外と中日新聞が否定的な意見だったのが、5月10日の社説ではかなり論調が変わっていることも驚きでした。また、中日新聞の2012年4月11日に「浜岡停
止10日間の攻防」という記事も、こういう経緯であの判断になったのか!という内情がわかりました。

ワークの手順で、誰の意見かを伏せておくはずが、初めに言ってしまったと
いう手違いはあったものの、いろいろ意見交換ができました。

「国民の生活をもっと質素に変えてほしいと強く要望すべき」(スズキ会長)の意見に賛同する人がいる一方、「ガマンを強いるものは賛同を得にくい」「特に便利な生活しか知らない若い世代には“無理”と思われる」と意見もあり、

「バブルの頃の電気使用量なら、原発は不用になるらしい」
「ええ?そんなんでいいの?」
「電気機器を替えるだけで、40%楽に節電できたよ」
「でも今はオール電化住宅が増えて、新築マンションの半分がオール電化」
「戸建も入れると、新築は7割がオール電化」
「でも、オール電化は調理器具の妊婦への影響も心配」
といった話も。

オール電化の推進が、使わなくてもいい電器を「使わされている」のかもしれません。
高齢化による火事の心配も考えると、確かにオール電化は安心なのですが、
問題点もいろいろありそうですね。
最も、電力ピーク時の民生(家庭)部門は1割なので、問題は産業部門などオフィスや工場などで使われている電力にもあります。

いろいろ脱線しながらも、話がはずみました。
何か結論や正解があるわけではないけれど、いろんな角度から考えるきっかけにはなりますね。


使用済み核燃料の問題や、家の中の電気・電化製品など、また別のテーマでいろいろ議論してみたいです。


タグ :原発停止

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